紅一点×SnowMan⑨ (ページ11)

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side YOU ページ11

夕食をみんなで食べて、各々部屋に帰る。
明日はリハーサルだから、早く寝ないといけない。

うーん。やっぱり寝る環境が変わるからなのか、
デビュー後初の公の場でのお披露目だからなのか、
なかなか眠ることはできない。

外の空気でも吸ってこようかな。

部屋の扉を開くと、
同じタイミングで隣の部屋の扉が開いた。

「あれ？蓮？」

『A？どうしたの？』

「いや、散歩しようかなって。」

『俺も。一緒に行こう。』

2人でホテルを出て、周辺を歩く。

「夜でも暖かいね。」

『さすが南国って感じ。』

一言だけ交わして無言で歩き続ける。

外の匂い、音、都会的な雰囲気の中にも
自然が多いから歩いていて気持ちいい。

『A？』

「ん？」

名前を呼ばれたので蓮の方を見上げたら、
唇に軽いキスを落とされる。

『部屋、帰ろ。』

私は蓮の言葉には答えず。
だけど足はホテルの方に向けた。

当たり前のように私の部屋に2人で入る。
入った瞬間に深く口付けられた。

「んっ、、、。」

『、、、可愛い。』

「れん、、、っ。」

『分かったよ。』

立てないからって合図をしたら、
そのまま抱っこされて部屋のベットに寝かせてくる。

下から見上げる蓮はいつもより色っぽい。

私から軽く口付けをすると、
されると思っていなかったのか、目を見開いている。

その顔が面白くて、つい笑ってしまった。

「ふふっ。」

『余裕だね。』

私が笑ったことが、余裕あると捉えられてしまったらしい。
そのまま深い口付けをすると2人でベットに沈んだ。

「あっ、、、。やぁっ、、、。」

『しっ。ここ角部屋だし、隣の部屋俺だけど、聞こえちゃうかもしれないよ？』

「だっ、、、て、れんがぁ、、あっ！」

『ほんと、かわい。』

その言葉を合図に律動を早めてくる。
私は声を我慢しながらも、迫ってくる絶頂に身を任せた。

『この部屋で寝ていい？』

「絶対だめ！誰か来たらどうするの？」

『ちぇっ。じゃあ、帰るよ。』

私に軽いキスを落とすと、
そのまま着替えて部屋に戻っていった。