紅一点×SnowMan⑨ (ページ1)

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side YOU ページ1

今日、SnowManとSixTONESはデビューした。
どうしてもCDが見たくて、渋谷のタワレコに来ている。

渡『案外バレないもんだな。』

「みんな周りを見てないんだよ。」

帽子を目深に被り、マスクをして
みんながCDを買う様子を眺めてみる。

あ！私は見覚えのある顔を見つけて、
列に並んでるその人に駆け寄った。

「雨木ちゃん。」

雨『へ？へ？うわっ。びっくりしたー。来たの？』

「うん。なんか見たくてさ。」

雨『多分もう少しかかると思う。』

「うん。そしたら近くのスタバで待ってるね。」

わたしは雨木ちゃんと別れ、なべくんのところに戻った。

「雨木ちゃんがいた。」

渡『雨木ちゃん、、、って誰だっけ？』

「時計屋の店員さん。」

渡『あー！あの子か。』

「うん。CD予約してるはずなんだけどな。わざわざ買いに来たのか。」

CDあげるよって言ったのに断られちゃったんだよね。
まあ、その辺りが彼女らしいわ。

「スタバで待ち合わせてる。とりあえず行こ。」

渡『そうだな。、、、ん？あ、佐久間だ。』

なべくんのスマホに、さっくんから電話がかかってくる。

渡『もしもし？おー。今ね、タワレコ出たところ。え？あー、あいつといる。いや、ちょっとさ、ここ人多いから。うん。紅一点ね。そうそう。え？これから？とりあえずスタバ行くってなってる。いや、あの時計屋の店員と会うことになってー。ん？お前も？分かった。また連絡するわ。』

一通り話すと電話を切る。

「どうしたの？」

渡『なんか、今、佐久間も渋谷にいるらしい。夜は薮くんと用事あるらしいんだけど、それまで遊ぼうだって。スタバに向かうってさ。』

まあ、雨木ちゃんのことは
さっくんも知ってるから大丈夫か。

しばらくしたら雨木ちゃんがやってきた。

雨『あ、松雪ちゃん、、、と渡辺さん？こんにちは。』

渡『え？』

「ん？」

雨木ちゃんを見たなべくんが驚いた顔をしている。

渡『いや、前に会った時と全然雰囲気違うから。』

「あー、なるほどね。」

さっき、タワレコで会った時は見えてなかったんだ。

確かに、仕事の時の雨木ちゃんは、
かっちりとしたスーツにメガネ姿だから。

でもプライベートはどちらかというと
ふわっとした服装だし、髪も下ろして巻いてるから
確かに雰囲気は違う。

話すと毒吐くからそのギャップがおもしろいけど。