病院嫌いな黒くん14

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宮舘side

泣いてるラウールを見て、自分から診察を受けると言ってくれた目黒。

半泣き状態の目黒を抱っこしてあげたいけど、生憎今はラウールを抱っこしてるから見守ることしかできない。

宮「ラウール、目黒が先にやってくれるって」

ラ「…めめｸﾞｽｯ」

宮「うん、だから目黒終わったらラウールもだよ」

目黒が先にやってくれるのを見て、少し落ち着いたラウール。

深「よし、じゃあめめもしもしするからねぇ」

必死に涙を堪えてる目黒を見て、ラウールを抱っこしたまま目黒の隣に行く。

宮「大丈夫だよ。手繋ごうか」

泣いてもいいのに、ラウールが見てるからお兄ちゃんのプライドなんだろうね。笑

深「お、上手にできてるねぇ。最後喉見るから大きなお口開けれるかなぁ」

ふっかが舌圧子を待つと目黒は恐怖から少し体を引いたけど、やんわりと目黒の背中を片手で支える。

宮「これで終わりだからね」

今にも泣きそうな顔をしている目黒はチラッとラウールを見た後、意を決して口を開ける。

深「お！大きなお口ありがとねぇ、ちょっと頑張るよ」

目「…ｵｴｯｹﾎｯ、ｸﾞｽｯ」

舌圧子を使われて嘔吐いた目黒の瞳から涙が溢れ落ちた。

20→←末っ子の熱

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