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ページ10

[渡辺 side]


先生「お前らなぁ…」

「「さーせんしたっ!」」


駅からもダッシュしたけど結果は遅刻。
ホームルームに2人して飛び込むと担任に怒られた。



宮舘「どうせ翔太のせいでしょ」


ホームルームが終わり一限目が始まるまでの間に涼太に言われる。


渡辺「俺のせいっていうか…」


俺のせいか。パッと起きてパッと着替えてから話をしていればこんなことにはならなかったか。


渡辺「あいつの痣が気になってさ」

宮舘「あぁ、凄い痣だよね」


女友だちと話すAを見ながら2人で話す。


渡辺「これからこういうこと増えるって」

宮舘「職業柄仕方がないよな。傷跡が残らないといいんだけど…」

渡辺「Aが誇り持ってやってる仕事だから応援してるんだけど、なんていうか…」

宮舘「心配?」

渡辺「そうそれ」


どう表現したら良いか分からない感情を涼太が言語化してくれた。


宮舘「支えてやりなよ?」

渡辺「?」

宮舘「Aのこと、好きなんでしょ?だったらAのこと支えてやらないと」

渡辺「!」

宮舘「ふふ(笑)顔赤っ」

渡辺「うるせぇ」

宮舘「まぁ俺にできることがあったらいってよ。大事な幼馴染なんだから。」


涼太の言葉に照れながらもありがとうと呟く。

小さな声にも関わらず涼太には伝わったようで、微笑んだあとに頷いた。

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作者名: | 作成日時:2024年4月6日 18時

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